メモリ増設で軽快な動作を体感する
私の利用している、Windows Vista搭載のDELLパソコン Dimension 9200には、2Gバイトのメモリを搭載していました。
しかし、複数アプリケーションを使用していると、メインメモリの使用量が70%を超えてしまうことも増え、メモリ不足を感じるようになりました。
メモリーの一部を利用して仮想ハードディスクドライブ(RAMディスク)を作成するソフトがあることを知りました。RAMディスクは、通常のハードディスクに比べデータの転送速度が圧倒的に高速で、ハードディスクの代わりに使うと、読み書きに時間がかかるソフトも快適に利用できます。
また、このソフトウェア「RamPhantom」でWebブラウザのキャッシュをRAMディスクに設定することで、一度見たWebページを次回開く際にメモリーから高速に読み出し、表示する効果があります。設定画面で、InternetExplorerとFireFoxの設定を簡単に変更できます。
Webブラウザの表示速度に不満を感じていた私には、メモリ増設効果をより体感するために、このソフトウェア「RamPhantom」も同時に導入することとしました。
パソコンへのメモリ増設方法
既にメモリー増設をノートパソコンへ行っていたため、パソコンへのメモリ増設方法は分かっていました。手順は次の通りです。
パソコンにメモリ増設が可能なスロットが存在するか確認
メモリーを追加で増設する場合には、メモリカードが増設可能なスロットが空いているか、確認する必要があります。
私は、パソコンの筐体を開けてマザーボード上を確認しました。右がその写真です。既に2枚のカードがセットされているのが分かります。その横の2スロットが空きとなっています。
スロットが空いている場合は、そのままメモリの選択に入ります。
スロットが空いていない場合は、今既にセットされているメモリカードと交換になります。ノートパソコンの場合は、スロットの空きスペースが無い場合がよくありますので、注意が必要です。
自分のパソコンに対応したメモリを探す
次に自分のパソコンに合ったメモリを探します。
アイオーデータやバッファローのWebサイトでは、パソコンの機種を指定して、使用可能なメモリカードを探すことができますので、それを利用するのが、おすすめです。
なお、メモリカードは2枚同時に追加しなければならないパソコンがありますので、注意が必要です。私のDELLパソコンも、メモリカードは2枚同時増設が必要でした。
メモリの容量はなるべく大きいほうが、増設効果を体感しやすいと思いますので、購入可能な範囲内で最大のメモリ容量のものがよいですね。ただし、Windows VistaやWindows XPでは、3Gバイト前後までしかメモリを使用できないので、注意が必要です。
私は、1GBYTEのカード2枚セットのアイオーデータの製品「DX667-H1GX2」を注文しました。アイオーデータ製品を購入すると、「RamPhantom3 LE」が無料で利用できるので、この製品に決まりました。このメモリを追加すると、合計4GByteになる計算です。
低消費電力を実現したハイエンドメモリー
PC2-5300対応 増設DDR2メモリーモジュール DX667シリーズ
「DX667 シリーズ」は、PC2-5300(DDR2-667)対応のメモリモジュールです。DDR2対応で、データ転送レートはDDR400の約1.65倍となる最大5.3GB/s。大量のデータをより高速に転送できます。高速化によって、いっそう問われるメモリーの品質や信頼性にアイ・オーは厳しいチェック体制で安心を提供します。
パソコン本体の増設手順
デスクトップパソコンへの増設手順は次のようになります。ノートパソコンでもほぼ同じ手順ですが、バッテリーの取り外しが必要になる場合もありますので、取扱説明書を読むことをおすすめします。
- パソコン本体へ接続されている電源ケーブルを外す。
- ノートパソコンの場合は、バッテリーも外す。
- 増設スロットがある場所の筐体カバーを外す。ノートパソコンの場合は、ドライバーが必要なこともあります。
- セット方向について取扱説明書及びマニュアルを参照しながら、メモリカードを空いているスロットへ取り付けする。
- 外していた筐体カバーを取り付けする。
- バッテリー及び電源ケーブルを接続する。
- パソコンの電源を投入する。
メモリは自動的に認識されますので、パソコンが起動すると、増設されたメモリを確認することができます。
増設した感想
メモリーを増設すると、Windows Vistaの起動時間も心なしか早くなったように感じられました。また、複数アプリケーション起動時のメモリ使用量も大分減りました。
また、超高速仮想ハードディスクドライブ作成ソフト「RamPhantom3 LE」をインストールして、DELLパソコンのOS管理外のメモリ領域をRAMディスクとしました。さらにこのドライブをInternetExplorerとFireFoxのキャッシュの場所として設定しました。
この設定で、Webブラウザでネットサーフィンをしてみると、かなり画面の表示が速くなりました。キャッシュへのアクセススピードが効いているようです。これは一番体感できる効果ですね。
メモリを沢山増設する方には、「RamPhantom3」は、オススメのソフトウェアです。「RamPhantom3 LE」は、アイオーデータ製のメモリを購入すると、無料で利用できます。